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ヘイセーセンゴク時代


まさに時は 戦国時代
平成の世に響く 鬨の声
槍も刀も 見えないけれど
確かに 人を傷つけるもの

横にそれたら おしまいよ
そう君が言った 心の中
それは 小さな 小さな 身と
君の 震える瞳の中にある

時計の針が 進むのを
じっと 見つめている君を
ただ守りたい

花のにおいが ただ知りたくて
君が色めく 時 香りを

京の都を 散歩気分
束の間の 夢心地を君と
それは それは よろしいことで
いつのまにか 迷い渦の中

図に乗ったら 堕ちるだけよ
そう君がつぶやく 目が光る
油断も隙も あったもんじゃない
背を向けることは許されないから

小さな 君の横顔を
そばで 見てるだけでいい
ただ それだけで

涙で光る 刃の先を
僕に向ける 君の手を
止めはしないよ

花のにおいに 近づきすぎて
君の姿を 目に刻むだけ