もう一度



思い出と言う雨が降り　わたしは立ち尽くしてた
染み通る冷たさに慣れて薄笑い浮かべて

わたしを追い越す人の波　わたしを気にかける人もなく
でもあなたの顔が見えた気がして歩きだしていた

流れてしまえ思い出なんか　雨よわたしで汗になれ
流れてしまえ思い出なんか　眠りにつく前に

あなたと過ごしたあの頃　わたしのすべてをあなたに
ぶつけることが愛だと信じ　あなただけ見つめてた

でもわたしが見ていたのは　わたしが見たかったあなただけ
やがてあなたから笑顔とコトバが消えて　
やっと一言　それがサヨナラ

流れてしまえ思い出なんか　雨よわたしで汗になれ
流れてしまえ思い出なんか　眠りにつく前に

思えばあなたもあの頃　新しい世界の中
翼広げて風を待っていたけど　ふるえていたんだね

今度あなたに会えたなら　大きな声で呼びかけよう
わたしはちゃんと立っていますか　前を向いていますか

流れてしまえ思い出なんか　雨よわたしで汗になれ
流れてしまえ思い出なんか　眠りにつく前に