純白のラブレター

こんな気持ちは初めてなの、家族へも友達へも感じた事のない。
頭の片隅から離れずに、出て来ては私の胸を締め付ける。
授業に集中しなくちゃ、そう思っても君の背中に見とれすぎて右から左に抜けてしまう。。

君と気軽に話せたならいいのにな。苦手な数学を根気づよく教えてくれた時から
君にドキドキしてしまう。

机の上のラブレター書けないまま。誰だって黒板に書く数式みたいにすらすらとは出てこないよね。

君が好きって言ってた流行歌、今では上の空でも歌えてしまう。いっそこの歌に乗せて私の気持ちも伝えちゃおうかな。
でもそう意識するだけで胸が苦しくて、きっと答えが返って来る前に逃げ出してしまう。

思いのほか負けず嫌いな私はマラソンも全力で走る。
汗をかいた髪に付けたコロン、風に乗って君に届け。

机の上のラブレター出せないまま。たった一言を綴る事が出来ないの。君が好きだよと。

純白のラブレターを届けたい。恋のヒントをどうか私に教えて下さい。

机の上のラブレター書けないまま。きっと恋に答えは二人にしか出せないんだね。
机の上のラブレター出せないまま。たった一言を綴る事が出来ないの。君が好きだよと。